ルーティング テーブルの設定
バックグラウンド
このページでは、アプライアンスで追加されたルートを含むルーティングテーブルを表示します。
バージョン |
説明 |
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R81.10.05以降 |
[デバイス]ビュー>[アドバンスドルーティング]セクション>[ルーティングテーブル]ページ。 |
R81.10.00 |
[デバイス]ビュー>[ネットワーク]セクション>[ルーティング]ページ。 |
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注 -
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ルーティングテーブルのカラム

カラム |
説明 |
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宛先 |
ルート ルールは、トラフィックの宛先が、ここで指定された宛先IPアドレス/ネットワークに合致する場合にのみ適用されます。 |
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ソース |
IPv4アドレスのみ。 ルート ルールは、トラフィックの発信元が、ここで指定された発信元IPアドレス/ネットワークに合致する場合にのみ適用されます。 |
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サービス |
IPv4アドレスのみ。 ルート ルールは、トラフィックのサービスが、ここで指定されたサービスのIPプロトコルおよびポート、またはサービス グループ |
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ネクストホップ |
このルートのネクスト ホップ ゲートウェイです。以下のオプションがあります。
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メトリック |
ルートの優先度。 同じ宛先に到達するルートが複数ある場合、メトリックの最も小さいルートが選択されます。 |
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プロトコル |
ルートのタイプ:
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ランク |
数字によって、どのプロトコルが優先されるかを判断します。値が小さい方が、優先度が高くなります。
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制限事項
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内部ポートにデフォルトルートがある場合、アプライアンスへのWebUIおよびSSHアクセスは、LANポートまたはアクティブなインターネット接続からのみ許可されます(非アクティブなインターネットインタフェースからは許可されません)。
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R81.10.00では、VPNトンネル(VTI)をネクストホップとする静的ルートはサポートされていません。
特定のIPv4静的ルートの追加
この手順では、任意のソースから宛先まで、任意のプロトコルのトラフィックを特定のIPv4アドレスに送信するための特定の静的ルートを追加します。

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左側のナビゲーションパネルから、[デバイス]をクリックします。
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[アドバンスドルーティング]セクションで、[ルーティングテーブル]ページをクリックします。
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ルーティングテーブルの上にある[新規]をクリックします。
[新しい静的ルーティングルール]ウィンドウが開きます。
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[宛先]カラム:
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トラフィックを任意の宛先にルーティングするには、デフォルト値をAnyのままにしておきます。
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トラフィックを特定の宛先IPv4アドレスにルーティングするには
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値[任意]をクリックします。
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[特定のIPアドレス]を選択します。
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必要な[IPアドレス]を設定します。
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必要な[サブネットマスク]を設定します。
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[OK]をクリックします。
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[ソース]カラム:
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任意のソースからトラフィックをルーティングするには、デフォルト値の[任意]のままにします。
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特定のIPv4アドレスからトラフィックをルーティングするには
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値[任意]をクリックします。
-
[特定のIPアドレス]を選択します。
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必要な[IPアドレス]を設定します。
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必要な[サブネットマスク]を設定します。
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[OK]をクリックします。
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[サービス]カラム:
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すべてのサービス(プロトコル)のトラフィックをルーティングするには、デフォルト値の[任意]のままにします。
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特定のサービスに対してトラフィックをルーティングするには
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値[*任意]をクリックします。
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必要なサービスオブジェクトまたはサービスグループオブジェクトを選択します。
注 -
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選択できるのは、1つのサービスオブジェクトまたは1つのサービスグループオブジェクトのみです。
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右下隅の[新規]>[サービス]または[サービスグループ]をクリックすると、カスタムサービスやサービスグループを作成できます。
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[OK]をクリックします。
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[ネクストホップ]カラム:
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セルをクリックします。
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以下の必須オプションを選択します。
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IPアドレス - 必要なネクストホップのIPv4アドレスを入力します。
注 - このオプションは、宛先カラムで指定IPアドレス(宛先ベースのルート)を選択した場合のみ、ネクストホップのプロービングをサポートします。
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プロービングが機能するためには、ネクストホップIPアドレスは、内部アプライアンスのインタフェース(LAN、DMZ)の 1 つと同じサブネット上になければなりません。
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インターネット接続のネクストホップをプローブする必要がある場合は、SD-WANを有効にし、SD-WANプロービング設定を使用します(SD-WANを参照)。
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インターネット接続 - 必要なインターネット接続を選択します。
注 - このオプションはネクストホップ プロービングをサポートしません。
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VPNトンネル(VTI) - 必要なVPNトンネルインタフェースまたはGREインタフェースを選択します(事前に設定する必要があります)。
注 - このオプションは、宛先カラムで指定IPアドレス(宛先ベースのルート)を選択した場合のみ、ネクストホップのプロービングをサポートします。
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インタフェース - 必要なローカルネットワークインタフェース(LAN、DMZ)を選択します。
注 -
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R81.10.Xリリースでは、このオプションはR81.10.05バージョンから利用可能です。
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このオプションはネクストホッププロービングをサポートしません。
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[OK]をクリックします。
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オプション:[コメント]フィールドに該当するテキストを入力します。
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オプション:[メトリック]フィールドに値を入力します。
注 -
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0~100の値を入力します。
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値が小さい方が、優先度が高くなります。
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デフォルトのメトリックは0です。
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オプション:ランクフィールドに1~255の値を入力し、宛先が同じでルーティングプロトコルが異なるルート間の優先順位を定義します。
注 -
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R81.10.Xリリースでは、このフィールドはR81.10.10バージョンから利用できます。
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ランクは、宛先カラムで指定IPアドレスを選択した場合のみ許可されます。
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ランクは宛先ごとになります。
同じ宛先を持つルートは、ネクストホップやメトリックが違っても、すべて同じランクになります。
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デフォルトのランクは60。
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デフォルトのルートランクを変更するには、デバイスビュー > 詳細設定に進みます。
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オプション:ネクストホップのプロービングを設定します。
R81.10.08およびそれ以前のバージョン:
これらのバージョンでは、プロービング機能はデフォルトのスタティックルートのみをサポートしているため、プロービングを無効にする必要があります。
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R81.10.08およびR81.10.07バージョン:
モニタリングフィールドで、オフを選択します。
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R81.10.05およびそれ以前のバージョン:
[プロービングメソッド]フィールドで、[オフ]を選択します。
R81.10.10およびそれ以降のバージョン:
モニタリングフィールドで、該当するオプションを選択します。
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オフ - ルートプロービングを無効にします(これがデフォルト)。
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オン - ルートプロービングを有効にします。
該当するプロービングサーバを設定します。例:
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dns.google.com
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dns.cloudflare.com
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dns.opendns.com
注 -
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R81.10.10以降では、プロービング機能はデフォルトのスタティックルートと宛先ベースのルートのみをサポートしています。
ポリシーベースのルートはサポートされていません。
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ネクストホップのタイプがIPアドレスの場合、
宛先ベースのルートでは、ネクストホップIPアドレスは宛先IPアドレスと同じサブネット上になければなりません。
例えば、宛先が7.7.7.0/24、ネクストホップが192.168.2.3のルートの場合、プロービングサーバは7.7.7.0/24サブネットのIPアドレス(例: 7.7.7.10)を持っていなければなりません。
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ネクストホップタイプがVTI(またはGRE)の場合、ネクストホップは宛先IPアドレスのサブネット上か、トンネルをプローブする場合はトンネルのリモートピアのIPアドレスのいずれかになります。
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オプション:詳細プロービング設定セクションで、プロービングを設定します。
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プロービング頻度 - pingの間隔。
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試行失敗の割合 - ネクストホップを到達不能とみなすしきい値。
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最大遅延- Pingの最大待ち時間。
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再接続遅延- ネクストソップが再び到達可能になった後、アプライアンスがこのルートの使用を開始するまでの遅延。
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履歴タイムラインのサイズ - ルート モニタリングウィンドウのプロービング履歴タイムラインのサイズ (ルートモニタリングを参照 )。
注 - フィールド名の上にカーソルを置くと
アイコンが表示され、その上にカーソルを置くとツールチップが表示されます。
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変更を保存します。
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R81.10.10およびそれ以降のバージョン:
[保存]をクリックします。
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R81.10.08およびそれ以前のバージョン:
適用をクリックします。
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デフォルトのIPv4静的ルートの追加
この手順では、デフォルトのスタティックルートを追加して、任意のソースから任意の宛先に、プロトコルでトラフィックを送信します。

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左側のナビゲーションパネルから、[デバイス]をクリックします。
-
[アドバンスドルーティング]セクションで、[ルーティングテーブル]ページをクリックします。
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ルーティングテーブルの上にある[新規]をクリックします。
[新しい静的ルーティングルール]ウィンドウが開きます。
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[宛先]カラム:
デフォルト値[任意]のままにします。
-
[ソース]カラム:
デフォルト値[任意]のままにします。
-
[サービス]カラム:
デフォルト値[任意]のままにします。
-
[ネクストホップ]カラム:
-
セルをクリックします。
-
以下の必須オプションを選択します。
-
IPアドレス - 必要なネクストホップのIPv4アドレスを入力します。
注 - このオプションは、ネクストホップのプロービングをサポートします。
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プロービングが機能するためには、ネクストホップIPアドレスは、内部アプライアンスのインタフェース(LAN、DMZ)の 1 つと同じサブネット上になければなりません。
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インターネット接続のネクストホップをプローブする必要がある場合は、SD-WANを有効にし、SD-WANプロービング設定を使用します(SD-WANを参照)。
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インターネット接続 - 必要なインターネット接続を選択します。
注 - このオプションはネクストホップ プロービングをサポートしません。
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VPNトンネル(VTI) - 必要なVPNトンネルインタフェースまたはGREインタフェースを選択します(事前に設定する必要があります)。
注 - このオプションは、ネクストホップのプロービングをサポートします。
-
インタフェース - 必要なローカルネットワークインタフェース(LAN、DMZ)を選択します。
注 -
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R81.10.Xリリースでは、このオプションはR81.10.05バージョンから利用可能です。
-
このオプションはネクストホッププロービングをサポートしません。
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[OK]をクリックします。
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オプション:[コメント]フィールドに該当するテキストを入力します。
-
[メトリック]フィールドに値を入力します。
注 -
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101~200の値を入力します。
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値が小さい方が、優先度が高くなります。
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オプション:[プロービングメソッド]フィールドで、該当するオプションを選択します。
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オフ - ルートプロービングは無効です。
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オン - ルートプロービングが有効。
該当するネクストホップサーバをプローブするように設定します。例:
-
dns.google.com
-
dns.cloudflare.com
-
dns.opendns.com
注 -
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R81.10.10以降では、プロービング機能はデフォルトのスタティックルートと宛先ベースのルートのみをサポートしています。
ポリシーベースのルートはサポートされていません。
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ネクストホップのタイプがIPアドレスの場合、
宛先ベースのルートでは、ネクストホップIPアドレスは宛先IPアドレスと同じサブネット上になければなりません。
例えば、宛先が7.7.7.0/24、ネクストホップが192.168.2.3のルートの場合、プロービングサーバは7.7.7.0/24サブネットのIPアドレス(例: 7.7.7.10)を持っていなければなりません。
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ネクストホップタイプがVTI(またはGRE)の場合、ネクストホップは宛先IPアドレスのサブネット上か、トンネルをプローブする場合はトンネルのリモートピアのIPアドレスのいずれかになります。
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オプション:詳細プロービング設定セクションで、プロービングを設定します。
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プロービング頻度 - pingの間隔。
-
試行失敗の割合 - ネクストホップを到達不能とみなすしきい値。
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最大遅延- Pingの最大待ち時間。
-
再接続遅延- ネクストソップが再び到達可能になった後、アプライアンスがこのルートの使用を開始するまでの遅延。
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履歴タイムラインのサイズ - ルート モニタリングウィンドウのプロービング履歴タイムラインのサイズ (ルートモニタリングを参照 )。
注 - フィールド名の上にカーソルを置くと
アイコンが表示され、その上にカーソルを置くとツールチップが表示されます。
-
-
変更を保存します。
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R81.10.10およびそれ以降のバージョン:
[保存]をクリックします。
-
R81.10.08およびそれ以前のバージョン:
適用をクリックします。
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既存の静的ルートの編集

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左側のナビゲーションパネルから、[デバイス]をクリックします。
-
[アドバンスドルーティング]セクションで、[ルーティングテーブル]ページをクリックします。
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ルーティングテーブルで、ルートをクリックします。
-
ルーティングテーブルの上にある[編集]をクリックします。
-
設定を変更します。
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適用をクリックします。
既存の静的ルートの削除

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左側のナビゲーションパネルから、[デバイス]をクリックします。
-
[アドバンスドルーティング]セクションで、[ルーティングテーブル]ページをクリックします。
-
ルーティングテーブルで、ルートをクリックします。
-
ルーティングテーブルの上にある[削除]をクリックします。
既存の静的ルートの有効化/無効化

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左側のナビゲーションパネルから、[デバイス]をクリックします。
-
[アドバンスドルーティング]セクションで、[ルーティングテーブル]ページをクリックします。
-
ルーティングテーブルで、ルートをクリックします。
-
ルーティングテーブルの上にある[有効化]または[無効化]をクリックします。
ルートモニタリング
IPv4ルーティングテーブルの上にある[モニタリング]をクリックします。

ルートモニタリングウィンドウが開きます。
各行は、ルートがプローブするサーバとその統計情報を表します。
例:
ネクストホップ |
ルートステータス |
サーバ |
パケット ロス |
失敗 |
最小遅延 |
平均遅延 |
---|---|---|---|---|---|---|
1.1.1.1 |
アクティブ |
dns.google.com |
2 |
2 |
404 |
5.7 |
各モニタリングルートは、最大3行(各サーバに1行)まで保有できます。
ルートステータス:
-
アクティブ(緑色)
-
非アクティブ(赤色)
-
再接続中(オレンジ色)
スタティックルートとSD-WAN

アプライアンスでSD-WANが有効になっている場合(デフォルト)、SD-WAN ルーティングの決定は、インターネット接続経由でトラフィックを送信するすべての静的ルート(デバイスビュー > 詳細ルーティングセクション > ルーティングテーブルページで設定)よりも優先されます。
これはデフォルトのSD-WAN設定です:
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SD-WANブレードが有効です。
-
各インターネット接続はSD-WANで有効になっています。
SD-WANを使用したくない場合、設定された静的ルートに基づいてインターネット接続でトラフィックを送信するには、次のいずれかのオプションに従ってください:
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SD-WANブレードを無効にします:
注 - アプライアンスのSD-WANが完全に無効になります。
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アクセスポリシービューをクリックし、ファイアウォールセクションでSD-WANページをクリックします。
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ページの上部で、スライダーを左の位置(SD-WANブレードは有効という表示の近く)に移動します。
-
-
各インターネット接続で、インターネット接続をSD-WANの一部にするオプションをオフにします:
注 - 特定のインタフェースでのみSD-WANを無効にし、他のインタフェースではSD-WANを使用し続けるには、このオプションを使用します。
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デバイスビューをクリックし、ネットワークセクションでインターネットページをクリックします。
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インターネット接続を選択し、編集をクリックします。
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右のタブ詳細に進みます。
-
最後のセクションSD-WAN設定を展開します。
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インターネット接続をSD-WANの一部にするオプションをオフにします。
-