ログのAPI
概要
ログのAPIでは、ログや上位の統計などのクエリに単一の管理APIコマンドを使用できます。APIでは、SmartConsoleのログタブの検索バーと同じフィルタパラメータを使用します(以下の設定を参照)。
管理サーバでAPIを実行し、お使いの環境からのログを入手します。
ログのAPIで実行できること:
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単一管理APIコマンドを使って環境のログサーバからログをフェッチする。
入力:オプションクエリパラメーターには以下が含まれます。
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ログタイプ:トラフィック/監査
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期間
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フィルタ条件 - SmartConsoleのクエリラインに該当。
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特定ログサーバからのクエリ。
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結果を制限
出力:JSONフォーマットですべてのフィールとログをマッチング。
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ページング - 小さなチャンクに分けてログをフェッチし(デフォルトと最大値は100)、クエリによってログサーバに負荷をかけすぎないようにします。結果の最初のページには、制限された数が表示されます。前回実行したクエリの続きの結果セットを入手するには、APIコマンドで
query-id
を入力します。 -
上位の統計 - 上位の発信元や宛先を含む複数のフィールドにおける上位の統計のクエリ。
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ログ添付のフェッチ:
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クエリのレスポンスにある各ログには、添付があるかどうか示されます。添付は、パケットキャプチャまたはThreat Emulationレポートの場合があります。
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別のAPIコマンド(ログ添付API)では、ログIDごとに添付をフェッチして、1つのJSONレスポンスですべての添付を返します。
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自動コマンド生成 - SmartConsoleでこのボタンをクリックすると、ログタブで現在表示されているクエリに基づいたAPIコマンドが生成されます。これには以下の項目が含まれます。
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期間。
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選択したログサーバ。
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フィルタ条件 - クエリライン。
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デフォルトの結果は50件。
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ログのAPIのメカニズムはSmartConsoleログクエリと同じです。
権限はログインしたユーザプロファイルに基づいて実施されます。
使用事例
SmartConsoleへのアクセス権がなく、管理APIの使用に慣れているお客様。ログのAPIはお客様の自動スクリプトで使用でき、SmartConsoleにアクセスしなくてもログを取得したりログの統計を実行したりできます。
設定
新しいログクエリの場合:
mgmt_cli show-logs new-query.filter product:<product name> new-query.time-frame <time-frame> new-query.max-logs-per-request <limit>
パラメータ |
内容 |
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フィルタ |
SmartConsole/SmartViewで入力したフィルタ。 タイプ:文字列 |
期間 |
クエリログの期間を指定します。 有効な値:
デフォルト: 過去7日間 タイプ: 文字列 |
カスタムスタート |
タイプ:文字列 ISO861フォーマット。 |
カスタムエンド |
タイプ:文字列 ISO861フォーマット。 |
max-logs-per-request |
有効な値:1-100 デフォルト値:10 タイプ:文字列 |
タイプ |
返すログの種類 有効な値: ログ、監査 デフォルト: ログ タイプ:文字列 |
ログサーバ |
クエリするログサーバのIPリスト デフォルト: すべて タイプ: 文字列 |
カスタム期間の結果を取得するには
mgmt_cli show logs new-query.time-frame "custom" new-query.custom-start YYYY-MM-DD new-query.custom-end YYYY-MM-DD
上位統計の結果を取得するには
mgmt_cli show-logs new-query.filter product:<product name> new-query.top.field blades new-query.top.count <number> --format json -r true
パラメータ |
内容 |
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回数 |
有効な値:1-50 タイプ:文字列 |
フィールド |
有効な値:
タイプ:文字列 |
既存クエリの結果をさらに取得するには
mgmt_cli show-logs query-id
<query-id> --session-id <session-id>
パラメータ |
内容 |
---|---|
query-id |
指定した制限で前回実行したクエリの次のページを取得します。 タイプ:文字列 |
ignore-warnings |
警告を無視します(ある場合)。 タイプ: Boolean |
制限
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APIコマンドのパラメータ"time-frame"で、
"yyyymmddThhmmssZ"という入力フォーマットは使用できません。
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非インデックスモードのログクエリはコマンドでサポートされません。