工場出荷時のデフォルト設定への復元
Quantum Sparkアプライアンスには、工場出荷時のデフォルト設定イメージが含まれています。
初めてアプライアンスの電源をオンにすると、このデフォルトのイメージが読み込まれます。
トラブルシューティングの目的など、必要なときにアプライアンスを工場出荷時の設定に戻すことができます。
アプライアンスを工場出荷時のデフォルト イメージに戻すには、WebUIやブート ローダを使うか、背面パネルのボタンを押して実行します。
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重要 - 工場出荷時の設定に復元すると、アプライアンス上のすべての情報が削除されます。また、初期設定ウィザードを再度実行する必要があります。 |
WebUIから工場出荷時のデフォルト設定に復元するには
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Quantum SparkアプライアンスのWebUIで、デバイス>システム操作をクリックします。[システム操作]ペインが開きます。
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アプライアンス セクションの[工場出荷時のデフォルト]をクリックします。
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表示されたポップアップ ウィンドウで、[OK]をクリックします。
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工場出荷時の設定への復元が開始すると、電源LEDが青く点滅して進行中であることがわかります。
これには数分かかり、完了するとアプライアンスが自動的に再起動します。
背面パネルのボタンで工場出荷時のデフォルト設定に復元するには
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Factory Defaultボタンをピンで押します。12秒以上押し続けてください。
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電源LEDが青色に点灯したら、ボタンを離します。アプライアンスが自動的に再起動し、工場出荷時のデフォルト設定に復元されます。
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工場出荷時の設定への復元が開始すると、電源LEDが青く点滅して進行中であることがわかります。
これには数分かかり、完了するとアプライアンスが自動的に再起動します。
U-boot(ブート ローダ)を使ってQuantum Sparkアプライアンスを工場出荷時のデフォルト設定に戻すには
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コンソールポートでアプライアンスを接続します (アプライアンスの背面パネルにあるシリアル コンソール接続)。
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アプライアンスを再起動します。
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起動時、該当するメッセージが表示されたら、CTRL+Cを押します。
Gaiaに備えられているブートメニューが表示されます。
Welcome to Gaia Embedded Boot Menu:
1.Start in normal Mode
2.Start in debug Mode(デバッグ モードで開始)
3.Start in maintenance Mode(メンテナンス モードで開始)
4.Restore to Factory Defaults (local)(工場出荷時に復元)
5.Install/Update Image/Boot-Loader from Network(ネットワークからイメージ/ブート ローダをインストール/アップデート)
6.Restart Boot-Loader(ブート ローダの再起動)
7.Run Hardware diagnostics(ハードウェア診断の実行)
8.Install DSL Firmware/Upload preset configuration file(DSLファームウェアのインストール/プリセット設定ファイルのアップロード)
選択項目を入力してください(ENTER を押して完了):
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4を入力して[Restore to Factory Defaults (local)]を選択します。
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"Are you sure? (y/n)" というプロンプトが表示されたら、y を選びます。プロセスが続行し、アプライアンスが工場出荷時のデフォルト イメージに復元されます。
工場出荷時の設定への復元が開始すると、電源LEDが青く点滅して進行中であることがわかります。この処理には数分かかります。完了するとアプライアンスが自動的に再起動します。
デフォルトへのリセットを無効にするには
次のGaia Clish Gaia CLIのデフォルトのシェルコマンドを使用します。
set additional-hw-settings reset-timeout 0
デフォルトへのリセットを有効にするには
次のGaia Clishコマンドを使用します。
set additional-hw-settings reset-timeout 12
カスタムデフォルトイメージ
デフォルトイメージは、アプライアンスのライフサイクルの初期に生成されるため、時に陳腐化し、重要なセキュリティ修正などのアップデートに関する情報が欠落することがあります。そのため、新しいイメージに差し替えるとよいでしょう。
カスタムデフォルトイメージのインストールを選択した場合、設定、ポリシー、SIC 安全な内部通信(Secure Internal Communication)。Check Pointソフトウェアを実行するCheck Pointのコンピュータ同士がSSLを介して認証を行い、安全な通信を行うためのCheck Point独自のメカニズム。この認証は、ICAがCheck Point Management Server上で発行した証明書に基づいて行われます。、またはライセンスをデフォルトイメージの一部として保存することも可能です。
デフォルトイメージを更新するには
次のGaia Clishコマンドを実行します。
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「preserve-settings
」の値を「no
」に設定した場合、SICとライセンスのみを保存できます。
「force
」の値を「no
」に設定した場合、アプライアンスは再起動する前に確認 トラフィックやファイルをブロックし、UserCheckメッセージを表示するUserCheckルールアクション。ユーザはアクティビティの許可を承認できます。を求めます。
詳細については、 Quantum Spark R81.10.X CLI Reference Guide for 1500, 1600, 1800, 1900, 2000 Appliances を参照してください。