QoS Software Bladeの設定
[アクセス ポリシー]>[QoSブレード コントロール]ページでは、QoSのアクティブ化、QoSのデフォルトポリシーの定義、手動ルールの追加を実行できます。
QoS(帯域幅コントロール)ポリシーは、帯域幅のパラメータを設定して、ネットワーク通信のフローを制御するためのルールセットです。これらのルールを使用して、ネットワークの通信が混雑したとき、重要なトラフィックを優先させることで業務への支障を最小限に抑えます。
QoSはインターネット接続でアクティブに設定できます。少なくとも1つのインターネット接続が、ISPが提供するダウンロード/アップロードの最高速度と共に設定されている必要があります。ダウンロード/アップロードの速度に関する詳細情報は、契約しているローカルISPに問い合わせてください。
S CこのMージでは、デフォルトの簡易QoSポリシーを設定できます。ポリシーの詳細は、[アクセス ポリシー]>[QoS ポリシー]ページで設定できます。
QoSポリシーは外部インターフェースのトラフィックのみに適用されます。
QoS
いずれかのオプションを選択してアクセス ポリシーのコントロール レベルを設定します。
オン - デフォルトのQoSポリシーを実施します。
オフ - QoSデフォルト ポリシーは実施されません。
注 - ブレードがクラウド サービスで管理されていると、ロック アイコンが表示されます。オン/オフの切り替えはできません。ポリシー設定を変更した場合、その変更は一時的なものになります。ローカルで行った変更は、ゲートウェイとクラウド サービスの次回同期時に上書きされます。
QoSデフォルト ポリシー
デフォルトのQoSポリシーのオプションを選択します。また、[アクセス ポリシー]>[QoSデフォルト ポリシー]ページですべてのチェックボックスをオフにすることで、QoSポリシーをすべて設定することも可能です。
[遅延に影響されるサービスを対象に優先的に通信(VoIPなど)] - このオプションを選択して、遅延が起こると大きな支障が出るトラフィックを優先させます。たとえば、IPテレフォニー、ビデオカンファレンス、インタラクティブ プロトコルなどは、Telnetのような短時間の応答時間が要求されます。
遅延に影響されるサービスリンクをクリックして、含まれているデフォルトのサービスを確認し、必要に応じて新しく追加したり既存を削除したりします。QoSではこれらのパケットを他のバケットより先に送信します。このオプションにより、QoSポリシー ルール ベースにルールが追加されます。
X%の帯域幅を必ずすべてのサービスのVPN/すべてのトラフィックに保持 - このオプションを選択して、特定のトラフィックまたは選択したサービスに対して最低限の帯域幅を保証します。
帯域幅率は入力し、必要に応じてトラフィックのタイプを変更します。 必要であれば、すべてのサービスリンクをクリックして保証する選択したサービスのリストを編集します。このオプションにより、QoSポリシー ルール ベースにルールが追加されます。
帯域幅を大量消費するアプリケーションを制限 - 帯域幅を大幅に消費するアプリケーションは、大切な業務に必要なアプリケーションのパフォーマンスを低下させる可能性があります。
帯域幅を消費するアプリケーションリンクをクリックして、含まれているデフォルトのアプリケーション/カテゴリを確認し、必要に応じて新しく追加したり既存を削除したりします。
[帯域幅を大量消費するアプリケーションを制限]チェックボックスをオンにして、[ダウンロード]または[アップロード]のどちらかまたは両方を選択して、各選択オプションの制限と最大帯域幅を決定します。アプリケーション コントロールを消費する帯域幅は、[アクセス ポリシー]>[ファイアウォール ブレード コントロール]と[ポリシー]ページでも設定できます。
保証するサービスをデフォルト ポリシーに追加するには
[X%の帯域幅を必ずすべてのサービスのVPN/すべてのトラフィックに保持]を選択し、サービスリンクをクリックします。
[保証するサービスの編集]ウィンドウが開きます。
[選択したサービス]を選択します。
[選択]をクリックして、選択できるサービスの一覧を表示します。該当するチェックボックスを選択します。
必要なサービスが既存のリストにない場合は、[新規]をクリックします。新しいサービスの作成に関する情報は、[ユーザ&オブジェクト]>[サービス]ページを参照してください。
適用をクリックします。
1500アプライアンス シリーズR80.20ローカル管理 管理ガイド