ファイアウォール サーバの定義
[サーバ]ページでは、システムで定義されているサーバのリストを確認できます。ここでは、サーバ オブジェクトを作成、編集、削除、検索することができます。サーバ オブジェクトとは、アクセス ポリシーとNATポリシー(該当する場合)が定義されたネットワーク オブジェクトのことです。
新しいサーバ オブジェクトは、ウィザードから作成します。
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ステップ1 - サーバ タイプを選択します。
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ステップ2 - サーバの詳細を定義します。
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ステップ 3 - サーバのアクセス ポリシーのプロパティを設定します。
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ステップ4 - NATの設定を行います(該当する場合)。
サーバを作成すると、1つ以上の対応するルールが自動的に生成されてアクセス ポリシーに追加されます。追加されたルールは[アクセス ポリシー]>[ファイアウォール ポリシー]ページに表示されます。ルールのコメントにはオブジェクト名が表示されます。コメントのオブジェクト名のリンクをクリックすると、[サーバのプロパティ]の[アクセス]タブが開きます。
サーバ オブジェクトを定義する簡単な方法は、[ホーム]>[アクティブなデバイス]ページで検出し、サーバとして保存する方法です。この方法では自動的にサーバのMACアドレスを検出するため、設定が簡単になります。
ウィザード:
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キャンセルをクリックしてウィザードを終了します。
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次へをクリックしてウィザードの次のページに進みます。
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戻るをクリックしてウィザードの前のページに進みます。
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完了をクリックしてウィザードを完了します。
新しいオブジェクトを作成するには
[新規]をクリックします。[新しいサーバ]ウィザードが開き、ステップ1: サーバ タイプが表示されます。
ステップ1:サーバ タイプ
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サーバ タイプを選択します。一般サーバ向けの組み込みタイプがあります。
設定したポートを待機するサーバを手動で定義することができます。また、一般的なサーバ タイプのポートを変更することも可能です。
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組み込みタイプを選択する場合は、[編集]をクリックして、プロトコルのポートを変更することも可能です。
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[カスタム サーバ]を選択する場合:
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プロトコル(TCP、UDP、両方)を選択します。
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TCP/UDPポートを入力します(ポート番号、ポート範囲をカンマで区切って入力。例: 1,3,5-8,15)。
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ステップ2:サーバ定義
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[名前]、[IPアドレス]、[コメント](オプション)に入力します。
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サーバに該当するオプションを選択します。詳細については、[ユーザ&オブジェクト]>[ネットワーク オブジェクト]を参照してください。
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DNSサーバをこのオブジェクト名に解決 - ゲートウェイが内部ネットワークのDNSサーバである場合、このオプションがオンになっていると、サーバ/ネットワーク オブジェクトの名前がIPアドレスに変換されます。
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DHCPサービスから除外 - 内部DHCPサービスは、このサーバ/ネットワーク オブジェクトの設定されたIPアドレスを誰にも配布しません。
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DHCPサービスでMACのIPアドレスを予約 - 内部DHCPサービスで、MACアドレスに基づき、設定されたIPアドレスをこのサーバ/ネットワーク オブジェクトのみに配布します。
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MACアドレスを入力 - IP予約に必要です。[アクティブなデバイス]ページからオブジェクトを作成するとき、MAC アドレスは自動的に検出されます。
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ステップ3:アクセス
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サーバからアクセス可能なゾーンを選択します。
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[すべてのゾーン(インターネットも含む)] - 組織の外部から誰でもアクセスできるサーバを作成する場合はこのオプションを選択します。このオプションでは、NAT経由でサーバにアクセスする方法も設定する必要があります(次のステップで)。
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[トラスト ゾーンのみ(My Organization)] - 該当するチェックボックスを選択します。手動でアクセス ルールを追加することで、これらの設定をオーバーライドできます。
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LAN - 物理内部ネットワーク。
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リモート アクセスVPNユーザ - 自宅やモバイル デバイスからオフィスへ接続するユーザ。
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トラスト ワイヤレス ネットワーク - パスワードで保護されたネットワーク(ゲスト ネットワークは除く)。
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DMZ - セカンダリ インターネット接続に使われていないとき、DMZポートに物理的に接続したネットワーク。
注 - DMZは1530/1550アプライアンスではサポートされていません。
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リモートVPNサイト - ゲートウェイの背後で定義されたリモートVPNサイトへのネットワーク。
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サーバから Ping にアクセスしない場合は、[ping を許可]チェックボックスをオフにします。
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サーバ トラフィックのログ記録のポリシーを選択します。
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ブロックする接続をログ記録
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許可する接続をログ記録
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ステップ4:NAT(サーバがインターネットからアクセス可能な場合)
該当するオプションを選択します。
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[サーバに設定されたIPアドレス (x.x.x.x) はパブリック] - このオプションは、[アクセス ポリシー]>[NATコントロール]ページの[ゲートウェイの外部IPアドレスで内部ネットワークを隠す]チェックボックスがオフになっている場合のみ、該当します (詳細は上記参照)。つまり、サーバにNATルールがない状態です。
ウィザードを完了すると、ページのサーバ リストに追加されて、自動生成されたアクセス ルールが[アクセス ポリシー]>ファイアウォール ポリシー ルール ベースに追加されます。
注 - このページは、[アクセス ポリシー]タブの[ファイアウォール]と[NAT]セクションからアクセスできます。