ローカル ネットワークの設定
[デバイス]>[ローカル ネットワーク]ページでは、ローカル ネットワーク接続、スイッチ、ブリッジ、ワイヤレス ネットワーク(ワイヤレス ネットワーク モデルのみ)を設定、有効化できます。
ブリッジは、複数のローカル エリア ネットワーク(LAN)を接続します。スイッチはブリッジに似ていますが、複数のポート ペア間で同時にデータ伝送を実行できます。
[ネットワーク]表には、使用可能なすべてのネットワーク接続が表示されます。
このページでは、以下の操作を行うこともできます。
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使用可能なローカルLANインタフェースとワイヤレス ネットワーク間に複数のスイッチ(ポート ベースのVLAN)を設定する。スイッチのLANポート間でトラフィックのモニタリングや検査を行うことはできません。
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インタフェース間に複数のブリッジを設定する。ブリッジのトラフィックは、アプライアンスによって常にモニタリングおよび検査されます。
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任意のLANインタフェースまたはDMZにタグベースのVLAN(802.1q)を作成、設定する。
注 - DMZは1530/1550アプライアンスではサポートされていません。
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エイリアスIPを作成します。エイリアスIPを使用すると、複数のIPアドレスをネットワーク インタフェースに関連付けることができます。単一のネットワーク デバイスはネットワークへの接続を複数持つことができます。
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VPNトンネル(VTI)を作成、設定する。VPNトンネルを使用すると、トンネルにルーティングして暗号化するトラフィックを決定するルーティング ルールを作成できます(ルート ベースのVPN)。
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複数のインタフェース間にボンディング(リンク アグリゲーション)を作成します。これにより、ネットワークのスループットと帯域幅が増加するため、パフォーマンスと冗長性が向上します。
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新しいワイヤレス ネットワーク(バーチャル アクセス ポイント)を追加する(ワイヤレス ネットワーク モデルのみ)。この操作は、[デバイス]>[ワイヤレス]ページで行うこともできます。
2つのラジオ送信機があります。(2.4 GHzと5 GHz)それぞれのネットワークは、指定された送信機に従って別々に設定されます。
未割り当てのLANポートを使用してインターネット接続を作成することもできます。表では、これらのポートはインターネットに割り当てのステータスを持ちます。
注 -
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インターネット接続に割り当てたLANポートは、[インターネット]ページからのみ無効にできます。
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インターネット接続に割り当てたLANポートの編集はできません。[編集]をクリックするとウィンドウが開きますが、[適用]をクリックすると、この操作によってインターネット接続が削除されるという警告が表示されます。
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ブリッジもしくはスイッチ インタフェースを作成する場合、これらのLANポートはオプションのポートとして選択ボックスに表示されません。
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スイッチポートの1つを無効にすることはできません。スイッチを無効にするか、要求されたポートを未割り当てとして設定できます。
上記のいずれかのオプションを作成するには
[新規]をクリックして、該当するオプションを選択します。
上記のいずれかのオプションを編集、削除、有効化/無効化するには
該当の行を選択し、[編集]、[削除]、[有効]、[無効]のいずれかをクリックします。
注 -
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物理インタフェースは削除できません。
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スイッチまたはブリッジの一部であるインタフェースを編集すると、そのインタフェースはスイッチまたはブリッジから削除されます。
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インターネット接続の一部であるLANインタフェースやDMZインタフェースもこのページに表示されますが、設定は[デバイス]>[インターネット]ページで行う必要があります。
このページの表には、ネットワークごとに以下の情報が表示されます。
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[名前] - ネットワーク名、使用するインタフェース(複数ある場合)、説明(オプション)です。
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[ローカルIPアドレス]
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[サブネット マスク]
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[MACアドレス]
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[ステータス] - 物理インタフェースとワイヤレス ネットワークのステータスが表示されます。
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[物理インタフェース] - 有効な各物理インタフェースのケーブル接続の状態が表示されます。有効にされていない物理インタフェースについては無効と表示されます。
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[ワイヤレス ネットワーク] - ワイヤレス ネットワークが有効かどうかが表示されます。
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特定のMACの予約済みIPアドレス
既知のホストにのみIPアドレスが割り当てられるようにネットワークを構成できます。既知のホストはすでにネットワーク オブジェクトとして定義されており、特定のMACアドレスがIPに割り当てられています。他のホストのDHCP要求は無視されます。
構成するには
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特定のLAN名を選択して[編集]をクリックするか、LAN名をダブルクリックします。
[LANの編集]ウィンドウが開きます。
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[設定]タブで、[DHCPv4 サーバ]にある[有効]をクリックします。
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[DHCPv4 設定]タブでDHCP ドメイン名を入力し、[既知のホストのみにIPアドレスを割り当てる]チェックボックスをオンにします。
- Applyをクリックします。
スイッチ
スイッチを作成または編集するには
注 - スイッチのLANポート間でトラフィックのモニタリングや検査を行うことはできません。MACアドレス フィルタリングは無効になります。
タブのフィールドを設定します。
[設定]タブ
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[スイッチの設定]で、スイッチの一部とするインタフェースのチェックをオン/オフに設定します。表には、すでにスイッチの一部となっているインタフェース(チェックマーク付き)と、まだ割り当てられておらずスイッチに追加可能なインタフェース(チェックマークなし)が表示されます。すでに別のスイッチの一部となっているLAN8は、この表には表示されません。
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[割り当て先]からオプションを選択します。
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[未割り当て] - スイッチはいずれのネットワークの一部にもならず、使用することはできません。
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[別のネットワーク] - 別のネットワークを選択した場合、スイッチの設定を行います。
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[モニタ モード] - 以下を参照してください。
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スイッチが使用するIPアドレスとサブネット マスクを選択します。
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[ホットスポットを使用] - このインタフェースからのアクセスを許可する前に、ユーザをホットスポット ポータルにリダイレクトするには、このチェックボックスをオンにします。ホットスポットの設定は、[デバイス]>[ホットスポット]ページで行います。
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[DHCPサーバ]で以下の設定を行います。
いずれかのオプションを選択します。
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[有効] - IPアドレス範囲を入力し、必要な場合はIPアドレスの除外範囲を入力します。アプライアンス自体のIPアドレスは自動的にこの範囲から除外されます。[ユーザ&オブジェクト]>[ネットワーク オブジェクト]ページでネットワーク オブジェクトを定義して、特定のIPアドレスを除外または予約することも可能です。特定のIPアドレスを予約するには、デバイスのMACアドレスが必要です。
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[リレー] - DHCPサーバIPアドレスを入力します。
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[無効]
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モニタ モード
セキュリティ ゲートウェイでは、スイッチのミラーポートまたはスキャンポートからトラフィックを監視することができます。
モニタ モードでは、アプライアンスにより自動学習またはユーザ定義ネットワークを使用して内部へのトラフィックと外部へのトラフィックを識別して、ポリシーを実施します。
自動学習 - アプライアンスでは、インターネットへのリクエスト(特に、Googleへのリクエスト)からデフォルト ゲートウェイのネットワークを特定することによって外部のネットワークを自動的に識別します。残りのネットワークは内部ネットワークであると見なされます。
ユーザ定義ネットワーク - 内部ネットワークを手動で定義できます。ネットワークが内部ネットワークとして定義されていない場合、それは外部のネットワークであると見なされます。
自動学習とユーザ定義ネットワークの両方において、
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内部ホストへのトラフィックは、着信トラフィック、内部のトラフィック、VPNトラフィックのルール ベースによって検査されます。
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外部のホストへのトラフィックは、発信トラフィックのルール ベースによって検査されます。
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脅威対策のデフォルト設定は、外部ホストから内部ホストへの疑わしいトラフィックを検査するために最適化されます。
WebUIで監視モードを設定するには
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[デバイス]>[ローカル ネットワーク]に移動します。
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インタフェースを選択してダブルクリックします。
[設定]タブに[編集]ウィンドウが表示されます。
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[割り当て先]ドロップダウン メニューから、[モニタ モード]を選択します。
[内部ネットワークを手動で定義]チェックボックスが表示されます。
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自動学習を使用するには、[内部ネットワークを手動で定義]を選択しないで[適用]をクリックします。
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ユーザ定義のネットワークを使用するには、[内部ネットワークを手動で定義]を選択します。
ネットワーク定義の機能と表が表示されます。
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[新規]をクリックします。
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ネットワークのIPアドレスを入力します。
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サブネット マスクを入力します。ホストが1台の場合、内部ネットワークのサブネット マスクは255.255.255.255になります。たとえば、ルータの後のトラフィックを監視するには、デフォルト ゲートウェイのIPアドレスとサブネット マスク255.255.255.255を入力します。
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[適用]をクリックします。
モニタ モードを付与するように定義した内部ネットワークがインタフェース一覧に表示されます。
注 - 複数のローカル ネットワークが同時にモニタ モードになるように設定できます。
監視モードの設定後、
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[デバイス]>[詳細設定]へ移動します。
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[アンチスプーフィング]をオフにします。
CLIで監視モードを設定するには
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モニタ モードのポートを定義するには
> set interface <portName> monitor-mode
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モニタ モードの自動学習を設定するために、ユーザ定義のネットワークを無効にするには
> set monitor-mode-configuration use-defined-networks false
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ユーザ定義のネットワークを含むモニタ モードを設定するには
> add monitor-mode-network ipv4-address <IP> subnet-mask <mask>
> set monitor-mode-configuration use-defined-networks true
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ユーザ定義の内部ネットワークを確認するには
> show monitor-mode-network
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アンチスプーフィングを無効にするには
> set antispoofing advanced-settings global-activation false
モニタ モードのオプションがない場合:
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次のCLIコマンドを実行します。
set monitor-mode-configuration allow-monitor-mode true
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インタフェースを選択して[編集]をクリックします。
モニタ モードがオプション一覧に追加されます。
監視モードの詳細については、「sk112572」を参照してください。
物理インタフェース
物理インタフェースを編集するには
タブのフィールドを設定します。DMZインタフェースの場合、[アクセス ポリシー]というタブも表示されます。
[設定]タブ
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[割り当て先] - 以下の必須オプションを選択します。
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[未割り当て] - 物理インタフェースはいずれのネットワークの一部にもならず、使用することはできません。
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設定済みのいずれかのスイッチまたはブリッジ。
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[別のネットワーク] - このオプションを選択する場合は、以下の情報を設定します。
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IPアドレス
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サブネット マスク
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DHCPサーバ設定
いずれかのオプションを選択します。
[有効] - IPアドレス範囲を入力し、必要な場合はIPアドレスの除外範囲を入力します。アプライアンス自体のIPアドレスは自動的にこの範囲から除外されます。[ユーザ&オブジェクト]>[ネットワーク オブジェクト]ページでネットワーク オブジェクトを定義して、特定のIPアドレスを除外または予約することも可能です。特定のIPアドレスを予約するには、デバイスのMACアドレスが必要です。
[リレー] - DHCPサーバIPアドレスを入力します。
[無効]
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注 - スイッチを作成すると、スイッチを削除しない限り、スイッチの1つ目のインタフェースを削除できません。
[詳細]タブ
このタブに表示されるオプションは、インタフェースの種類とステータスによって異なります。使用可能なオプションを以下のように設定します。
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[説明] - 説明を入力します(オプション)。説明は、名前の横のローカル ネットワークのテーブルに表示されます。
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[MTUサイズ] - インタフェースのMaximum Transmission Unitサイズを設定します。Check Pointアプライアンスでは、この値はすべての物理LANポートおよびDMZポートで共通となります。
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[自動ネゴシエーションを無効にする] - インタフェースのリンク速度を手動で設定する場合は、このオプションを選択します。
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[デフォルトMACアドレスを上書き] - このオプションは、VLAN以外のローカル ネットワークおよびワイヤレス ネットワークに使用します。以下の状況において、このオプションを使ってネットワークのインタフェースのデフォルトMACアドレスを上書きします。
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デバイスに同じ外部スイッチに接続されている2つの別のローカル ネットワークがある場合。
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ISPが接続を受け入れるゲートウェイMACアドレスを探している場合。新しいゲートウェイをアップグレードすると、新しいゲートウェイに異なるMACアドレスがあるため、ISPでブロックされる場合があります。この場合、ゲートウェイMACアドレスを古いもので上書きすることができます。
ベスト プラクティス - これはまれな設定です。間違いなく必要な場合を除いて、このオプションを選択しないでください。
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[DNSプロキシから除外] - ネットワークが内部ドメインに影響を与えないようにするには、このチェックボックスをオンにします。ゲストVAP(ゲスト ワイヤレス ネットワーク)では、デフォルトでオンになります。
[アクセス ポリシー]タブ(DMZインタフェースのみ)
以下のオプションを使用して自動ルールを作成できます。自動ルールは、[アクセス ポリシー]>[ファイアウォール ポリシー]ページに表示されます。
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このネットワークからローカル ネットワークへのアクセスを許可
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このネットワークからローカル ネットワークへのトラフィックをログ記録
ブリッジ
ブリッジを作成または編集するには
タブのフィールドを設定します。
[設定]タブ
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[ブリッジ設定]で、ブリッジの一部とするネットワークを選択します。
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[STPを有効にする] - Spanning Tree Protocol(STP - IEEE 802.1d)が有効である場合、各ブリッジは、隣接するブリッジまたはスイッチと通信して相互接続の方法を判断します。この情報は、ループを防止し、パケットのルーティングを最適化するために使用されます。また、ブリッジやネットワークのリンクに障害が発生した場合にトポロジを再計算し、耐障害性を高めるためにも使用されます。
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ブリッジ インタフェースの名前を入力します。名前の形式は「brN」とする必要があります。Nは、0から9までの数字です。たとえば、「br2」のようにします。
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[IPアドレス]と[サブネット マスク]を選択します。
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[ホットスポットを使用] - このインタフェースからのアクセスを許可する前に、ユーザをホットスポット ポータルにリダイレクトするには、このチェックボックスをオンにします。ホットスポットの設定は、[デバイス]>[ホットスポット]ページで行います。
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[DHCPサーバ]
いずれかのオプションを選択します。
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[有効] - IPアドレス範囲を入力し、必要な場合はIPアドレスの除外範囲を入力します。アプライアンス自体のIPアドレスは自動的にこの範囲から除外されます。[ユーザ&オブジェクト]>[ネットワーク オブジェクト]ページでネットワーク オブジェクトを定義して、特定のIPアドレスを除外または予約することも可能です。特定のIPアドレスを予約するには、デバイスのMACアドレスが必要です。
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[リレー] - DHCPサーバIPアドレスを入力します。
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[無効]
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[詳細]タブ
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[MTUサイズ] - インタフェースのMaximum Transmission Unitサイズを設定します。
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[自動ネゴシエーションを無効にする] - インタフェースのリンク速度を手動で設定する場合は、このオプションを選択します。
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[デフォルトMACアドレスを上書き] - このオプションは、VLAN以外のローカル ネットワークおよびワイヤレス ネットワークに使用します。デバイスに同じ外部スイッチに接続されている2つの別のローカル ネットワークがある場合は、このオプションにより、ネットワークのインタフェースのデフォルトMACアドレスを上書きします。
[範例] - これはまれな設定です。間違いなく必要な場合を除いて、このオプションを選択しないでください。
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[DNSプロキシから除外] - ネットワークが内部ドメインに影響を与えないようにするには、このチェックボックスをオンにします。ゲストVAP(ゲスト ワイヤレス ネットワーク)では、デフォルトでオンになります。
VLAN
タグ ベースのVLANを作成または編集するには:
VLANを新規作成するには、既存ネットワーク(スイッチまたはブリッジ)の一部でない物理インタフェースが1つ以上必要です。
注 - 各アプライアンスに対して設定できるVLANの最大数の詳細については、sk113247を参照してください。
タブのフィールドを設定します。
[設定]タブ
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[VLAN ID] - バーチャル識別子である数字を入力します。
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[割り当て先] - 仮想ネットワークを新規作成する物理インタフェースを選択します。
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IPアドレス
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サブネット マスク
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[ホットスポットを使用] - このインタフェースからのアクセスを許可する前に、ユーザをホットスポット ポータルにリダイレクトするには、このチェックボックスをオンにします。ホットスポットの設定は、[デバイス]>[ホットスポット]ページで行います。
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DHCPサーバ設定
いずれかのオプションを選択します。
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[有効] - IPアドレス範囲を入力し、必要な場合はIPアドレスの除外範囲を入力します。アプライアンス自体のIPアドレスは自動的にこの範囲から除外されます。[ユーザ&オブジェクト]>[ネットワーク オブジェクト]ページでネットワーク オブジェクトを定義して、特定のIPアドレスを除外または予約することも可能です。特定のIPアドレスを予約するには、デバイスのMACアドレスが必要です。
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[リレー] - DHCPサーバIPアドレスを入力します。
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[無効]
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エイリアスIP
エイリアスIPを使用すると、複数のIPアドレスをネットワーク インタフェースに関連付けることができます。
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単一のネットワーク デバイスはネットワークへの接続を複数持つことができます。
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特定のポートを複数のネットワークで使用します。
異なるIPが表示されていても、すべてのデバイスが同じネットワーク上にあります。たとえば、LAN4とLAN4:1のIPアドレスは異なりますが、同じネットワーク上にあります。LAN4:1はエイリアスです。
VLANとスイッチ用にエイリアスIPを設けることもできます。
使用事例
お客様はデバイスを新しいサブネットに移行していますが、移行期間中でもホストが古いサブネット上のプリンタなどのリソースに「アプローチ」できるようにしたいと考えています。
WANのエイリアスIPを設定するには、[インターネット接続]ページに移動します。
エイリアスIP(LAN)を作成するには
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[ローカル ネットワーク]ページで、[新規]>[エイリアス]を選択します。
[新規エイリアス]ウィンドウが開きます。
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ローカル ネットワーク ポートを選択します。
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IPアドレスを追加します。
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サブネット マスクを追加します。
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適用をクリックします。
1つのLAN接続に合計64個のエイリアスを設定できます。
エイリアスIPはブリッジ インタフェースではサポートされていません。エイリアスIPは、個別のネットワークLANまたはスイッチにのみ割り当てることができます。LANを削除するか、または無効にすると、割り当てられているエイリアスIPもすべて削除されます。
エイリアスIPを編集する際、ポートまたはIDを変更することはできません。
WANでエイリアスIPを作成するには、同じWANインタフェースで追加のインターネット接続を作成する必要があります。インターネット接続の設定を参照してください。
VPN トンネル (VTI)
VPNトンネル(VTI)を作成または編集するには
仮想トンネル インタフェース(VTI)は、既存のルート ベースのVPNトンネルに関連付けられた、セキュリティ ゲートウェイ上の仮想インタフェースです。ルート ベースのVPNトンネルは、VPNコミュニティに含まれる2台のピア セキュリティ ゲートウェイ間のポイントツーポイント接続として機能します。各ピア セキュリティ ゲートウェイは、トンネルに接続するVTIを1つ保持します。
VPNトンネルとそのプロパティは、2台のゲートウェイが含まれるVPNコミュニティで定義します。VTIを作成するには、VPNコミュニティとそのメンバとなるセキュリティ ゲートウェイを事前に定義しておく必要があります。
タブのフィールドを設定します。
[設定]タブ
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[VPNトンネルID] - VTIを識別するための番号です。
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[ピア] - リモートVPNサイトの名前です。VPNサイトの設定を参照してください。
VPNトンネル インタフェースは、番号を付けることも付けないこともできます。該当するオプションを選択します。
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[番号付きVTI] - 番号付きVTIのローカルおよびリモートIPアドレスを設定します。
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[ローカルIPv4アドレス] - ローカルのポイントツーポイント仮想インタフェースで使用するIPアドレスです。
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[リモートIPアドレス] - ピア ゲートウェイのポイントツーポイント仮想インタフェースで使用するIPアドレスです。
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[番号が付いていないVTI] - VTIが番号なしの場合、ローカルおよびリモートIPアドレスは設定する必要はありません。ローカル インタフェースを定義して送信トラフィックの発信元IPアドレスとして使用します。
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[インターネット接続] - リストから選択します。
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[ローカル ブリッジ インタフェース] - リストからローカル インタフェースを選択します。
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バーチャル アクセス ポイント(VAP)
バーチャル アクセス ポイント(VAP)を作成または編集するには
[デバイス]>[ワイヤレス ネットワーク]のヘルプ ページを参照してください。
[DHCP/SLAAC設定]タブ
このタブで設定されるDHCPオプションの値は、DHCPサーバからDHCPクライアントへ配布されます。
DNSサーバ設定 (DHCPv4)
これらの設定は、DHCPv4サーバが有効な場合のみ、適用されます。
いずれかのオプションを選択します。
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[自動] - [デバイス]>[DNSとデバイス]>[インターネット」のページで設定されたアプライアンスのDNS設定を使います。
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[次のIPアドレスを使用] - 1番目のDNSサーバ、2番目のDNSサーバ、3番目のDNSサーバのIPアドレスを入力します。
デフォルト ゲートウェイ
いずれかのオプションを選択します。
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このゲートウェイのIPアドレスをデフォルト ゲートウェイとして使用
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次のIPアドレスを使用 - デフォルト ゲートウェイとして使うIPアドレスを入力します。
WINS
いずれかのオプションを選択します。
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インターネット接続に設定したWINSサーバを使用
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[次のWINSサーバを使用] - 1番目と2番目のWINSサーバのIPアドレスを入力します。
[リース]セクション
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リース期間 - 単一デバイスで動的に取得した IP アドレスを保持するタイムアウトまでの時間です。
その他の設定
次の追加パラメータを設定して、DHCPクライアントへ配布することができます(オプション)。
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時刻同期サーバ
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コール マネージャ
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TFTPサーバ
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TFTPブート ファイル
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X-Windows表示マネージャ
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Avaya IP電話
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Nortel IP電話
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Thomson IP電話
カスタム オプション
上記以外のカスタム オプションを追加することができます。各オプションには、名前、タグ、タイプ、データ フィールドを設定する必要があります。
ボンディング
ボンディングはリンク アグリゲーションとも呼ばれ、複数のインタフェースを結合するプロセスです。これにより、ネットワークのスループットと帯域幅が増加するため、パフォーマンスと冗長性が向上します。
使用事例
リンク アグリゲーションは複数の物理ポートをバインドしてLAG(リンク アグリゲーション グループ)バンドルを形成し、より高い帯域幅とリンクの冗長性を実現します。グループ内の1つのリンクに障害が発生すると、トラフィックは自動的に残りのインタフェースを介してルーティングされます。
ボンディング(LAN)を作成するには
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[ローカル ネットワーク]ページで[新規]をクリックして、[ボンディング (リンク アグリゲーション)]を選択します。
[新規ボンディング]ウィンドウが開きます。
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[設定]タブの[ボンディング設定]で、無効になっている未割り当てのLANを少なくとも2つ選択します。
注 - VLANが割り当てられているLANインタフェースは選択できません。
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[操作]モードを選択します。
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[802.3ad] - アクティブなインタフェースを動的に使用してトラフィック負荷を共有します。
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[ラウンド ロビン] - アクティブなインタフェースを順番に選択します。
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[XOR] - すべてのインタフェースが負荷共有のためにアクティブです。トラフィックは送信ハッシュポリシー(Layer2またはLayer3+4)に基づいてアクティブなインタフェースに割り当てられます。
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[ハイ アベイラビリティ (アクティブ/バックアップ)] - インタフェースまたはリンクの障害時に冗長性を提供します。このモードを選択する場合は、[マスタ]、つまりトラフィックのプライマリ/デフォルト ポートを選択する必要があります。
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[インタフェース設定]で、次の操作を行います。
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[インタフェース]を選択します。
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[ローカルIPv4アドレス]と[サブネット マスク]を入力します。
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[ネットワーク接続時はホットスポットを使用]するかどうかを選択します。
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[DHCPv4]の場合は、[有効]をクリックします。
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[詳細]タブで、[Mii間隔]を選択します。Mii 間隔は、システムがMedia Independent Interface(Mii、ファストイーサネットの標準インタフェース)をポーリングしてステータスを取得する頻度(ミリ秒単位)です。
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操作モードとして[802.3ad]または[XOR]を選択した場合は、ドロップダウン メニューから[ハッシュ ポリシー]を選択します。
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適用をクリックします。
WANボンディングを作成する場合は、[インターネット接続の設定]を参照してください。