Lightshotスナップショット

Gaia Lightshotスナップショットの紹介

各定期Gaiaスナップショットおよび各スケジュール済みGaiaスナップショットは、ディスクスペース（セキュリティゲートウェイでは12ギガバイト以上、VSXゲートウェイでは30ギガバイト以上）を多く必要とします。このGaiaスナップショットを作るには長い時間がかかります。

R82以降、Gaia OSには追加機能としてライトショットスナップショットが追加されました。このスナップショットタイプは、ディスクパーティションのデルタのみを保存します。その結果、各ライトショットスナップショットの作成にかかるディスク容量と時間が少なくなります。ディスクパーティションの現在の状態と前回のLightshot Snapshotの間のデルタが小さいほど、必要なディスク容量と時間が少なくなります。

項目	Lightshotスナップショット	通常のGaiaスナップショット Gaiaスナップショットの予定
各スナップショットに必要なディスク容量	小さい。	大きい。
各スナップショットの作成に要する時間	短い。	長い。
各スナップショットを保存するために必要なディスクパーティション	すべてのスナップショットに1つのディスクパーティションを使用： `/mnt/lightshot`	各スナップショット専用のディスクパーティションを作成。
既存のスナップショットの削除	スナップショットはどの順番でも削除可能。	スナップショットは作成された順番（新しい順）でのみ削除可能。
新しいスナップショットのエクスポート	SSHプロトコルでサポート。	FTPプロトコルとSCPプロトコルでサポート。
既存のスナップショットのインポート	SSHプロトコルでサポート。	FTPプロトコルとSCPプロトコルでサポート。
スナップショットのスケジュール	エキスパートモードのコマンド"`lightshot`"を実行するには、Gaiaのジョブスケジューラを使用する必要があります。参照: ジョブスケジューラ。	Gaia OSで直接サポート。次を参照してください。 Gaia Portalのスナップショット管理- スケジュールされたスナップショット。 Gaia Clish のスナップショット管理 - スケジュール済みスナップショット。

注 - Lightshot CLIの一部の機能は、Gaia Clish / Gaia gClishとエキスパートモードでは異なります。

Gaia Clish / Gaia gClishのLightshot構文

Gaia Clish / Gaia gClishの構文

Scalable Platform（ElasticXL、Maestro、およびシャーシ）では、該当するセキュリティグループのGaia gClishで該当するコマンドを実行する必要があります。

add lightshot name <Name of Snapshot> description "<Description>" [target ssh ip <IP Address> username <Username> password <Password>] [force]

set lightshot

configuration

savelogs

state {enabled | disabled}

verbosity {0 | 1 | 2 | 3}

import name <Name of Snapshot> target ssh ip <IP Address> username <Username> password <Password>

restore

callback

name <Name of Snapshot>

show

lightshot

configuration

savelogs

lightshot-partition

available-space

required-space

size

used-space

lightshots

[target ssh ip <IP Address> username <Username> password <Password>]

[verbose]

delete lightshot name <Name of Snapshot>

[force]

[target ssh ip <IP Address> username <Username> password <Password>]

Gaia Clish / Gaia gClishのCLIパラメータ

パラメータ

説明

add lightshot <Parameters>

新しいLightshotスナップショットを作成します。

name <Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します（スペースなし）。
description <"Description>"

このスナップショットの説明を指定します。
target ssh <Parameters>

リモートサーバを指定します。
force

既存のスナップショットファイルを強制的に更新します。

set lightshot configuration <Parameters>

Lightshotスナップショットの設定を行います。

configuration savelogs state

ログ状態の保存を有効または無効にします（デフォルト）。
configuration savelogs verbosity {0 | 1 | 2 | 3}

ログの冗長レベルを設定します：
- 0- 一般ログ（デフォルト）
- 1- 一般ログとコマンド
- 2- 一般ログ、コマンド、HCP
- 3- 一般ログ、コマンド、HCP、CPInfo、CPviewDB

set lightshot import <Parameters>

LightshotスナップショットをリモートサーバからこのGaiaサーバにインポートします。

set lightshot restore <Parameters>

このGaiaサーバ上の既存のローカルLightshotスナップショットを復元します。

callback

次回の再起動時にローカルのLightshotスナップショットを復元するために登録された要求を削除します。

このコマンドはGaiaサーバをまだ再起動していない場合にのみ動作します。
name <Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します。

注：

Lightshotスナップショットは、作成したのと同じ Check Point アプライアンスでのみ復元できます。
Lightshotパーティションのサイズが、復元する必要のあるローカルスナップショットのサイズと最低限等しいことを確認する必要があります。

show lightshot configuration <Parameters>

ログのLightshot設定を表示します。

configuration savelogs

ログの状態とログの冗長性レベルを表示します。

show lightshot-partition <Parameters>

Lightshotパーティションに関する情報を表示します。

available-space
required-space
size
used-space

show lightshots <Parameters>

既存のすべてのLightshotスナップショット（名前、説明、日付、時間）を表示します。

target ssh <Parameters>

リモートサーバ上のすべての既存のLightshotスナップショットを表示します。
verbose

スナップショットのサイズも表示されます（出力には時間がかかることがあります）。

delete lightshot <Parameters>

既存のLightshotスナップショットを削除します。

name <Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します。
target ssh <Parameters>

リモートサーバ上の既存のLightshotスナップショットを削除します。
force

既存のスナップショットファイルを強制的に削除します。

target ssh <Parameters>

リモートサーバを指定します。

このサーバはSSHプロトコルで到達可能でなければなりません。

ip <IP Address>

リモートサーバのIPアドレスを指定します。
username <Username>]

SSH接続のユーザ名を指定します。

このユーザ名にはroot権限が必要です。
password <Password>

SSH接続のパスワードを指定します。

エキスパートモードでのLightshot構文

エキスパートモードでの構文

Scalable Platforms (MaestroおよびChassis)では、該当するセキュリティグループのエキスパートモードで該当するコマンドを実行する必要があります。

このコマンドのログファイル：/var/log/lightshot.log

lightshot -h

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

callback

-h

update-token

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

clone

-h

--reboot

--ssh-mode

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

create

-h

[--descr <"Description>"]

[--force]

[<Name of Snapshot>]

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

delete

-h

[--fcd]

[--force]

[--keep <Number>]

[<Name of Snapshot>]

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

expert

-h

mount

show-token

umount

update-token

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

import

-h

[<Name of Snapshot>]

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

restore

-h

[--fcd]

[--now]

[--reboot]

[<Name of Snapshot>]

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

set

-h

configuration

-h

state {enabled | disabled}

verbosity {0 | 1 | 2 | 3}

lightshot [--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]] [--format {txt | json | yaml}

show

-h

configuration

-h

savelogs

diff

-h

<Name of Snapshot 1> <Name of Snapshot 1>

partition

-h

[--filter <Parameter>]

snapshot

-h

[--name <Name of Snapshot>]

snapshots

-h

[--verbose]

エキスパートモードでのCLIパラメータ

パラメータ

説明

-h

組み込みのヘルプを表示します。

--ip <IP Address

リモートサーバのIPアドレスを指定します。

このIPアドレスはSSHプロトコルで到達可能でなければなりません。

--username <Username>]

SSH接続のユーザ名を指定します。

このユーザ名にはroot権限が必要です。
--pswd <Password>

SSH接続のパスワードを指定します。

--format {txt | json | yaml}

出力フォーマットを指定します：

txt- プレーンテキスト（デフォルト）
json- JSON
yaml- YAML

lightshot callback

次回の再起動時にLightshotスナップショットを復元する（"lightshot restore" サブコマンドで）ために登録されたリクエストを削除します。

このコマンドはGaiaサーバをまだ再起動していない場合にのみ動作します。

lightshot clone <Parameters>

LightshotスナップショットをリモートサーバからこのGaiaサーバに複製します。

--ssh-mode

SSHプロトコルの使用を強制します。
--reboot

クローン作成後、強制的に再起動させます。

これらのパラメータは、このサブコマンドでは必須です：

--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]

lightshot create <Parameters>

新しいLightshotスナップショットを作成します。

リモートサーバを指定できます。

--descr <"Description>"

このスナップショットの説明を指定します。
--force

既存のスナップショットファイルを強制的に更新します。
<Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します（スペースなし）。

lightshot delete <Parameters>

既存のローカルLightshotスナップショットを削除します。

--fcd

パーティション全体を強制的に削除します。
--force

既存のローカルスナップショットファイルを強制的に削除します。
--keep <Number>

最後に保存するスナップショットの数を設定します。

最後のパラメータ "<Name of Snapshot>" に文字列を入力すると、その文字列を名前に含むコンテナスナップショットを絞り込むことができます。
<Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します。

lightshot expert <Parameters>

エキスパートのサブコマンド：

mount
show-token
umount
update-token

lightshot import <Parameters>

LightshotスナップショットをリモートサーバからこのGaiaサーバにインポートします。

<Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します。

これらのパラメータは、このサブコマンドでは必須です：

--ip <IP Address> [--username <Username>] [--pswd <Password>]

lightshot restore <Parameters>

このGaiaサーバ上の既存のLightshotスナップショットを復元します。

--fcd

パーティション全体の復元を強制します。
--now

即時復元を強制します。
--reboot

再起動後に強制的に復元します。
<Name of Snapshot>

スナップショットの名前を指定します。

注：

Lightshotスナップショットは、作成したのと同じCheck Pointアプライアンスでのみ復元できます。
Lightshotパーティションのサイズが、復元する必要のあるローカルスナップショットのサイズと最低限等しいことを確認する必要があります。

lightshot set <Parameters>

Lightshotスナップショットの設定を行います。

configuration savelogs state

ログ状態の保存を有効または無効にします（デフォルト）。
configuration savelogs verbosity {0 | 1 | 2 | 3}

ログの冗長レベルを設定します：
- 0- 一般ログ（デフォルト）
- 1- 一般ログとコマンド
- 2- 一般ログ、コマンド、HCP
- 3- 一般ログ、コマンド、HCP、CPInfo、CPviewDB

lightshot show configuration <Parameters>

ログのライトショット設定を表示します。

configuration savelogs

ログの状態とログの冗長性レベルを表示します。

lightshot show diff <Parameters>

指定された2つのローカルLightshotスナップショットを比較します。

lightshot show partition <Parameters>

Lightshotパーティションに関する情報を表示します。

partition --filter <Parameter>

指定したパラメータのみを表示します
- available
- mount-on
- required-space
- size
- used

lightshot show snapshot <Parameters>

指定された既存のローカルLightshotスナップショット（名前、説明、日付、時間）を表示します。

lightshot show snapshots <Parameters>

既存のすべてのローカルLightshotスナップショット（名前、説明、日付、時間）を表示します。

snapshots --verbose

スナップショットのサイズも表示されます（出力には時間がかかることがあります）。