ポリシーパッケージでの作業

ポリシーパッケージは、さまざまな種類のポリシーの集合体です。インストール後、Security Gatewayはパッケージに含まれるすべてのポリシーを実施します。ポリシーパッケージは、これらのポリシータイプを1つまたは複数持つことができます。

  • アクセスコントロール - 以下のようなタイプのルールが含まれます。

    • ファイアウォール

    • NAT

    • アプリケーション&URLフィルタリング

    • コンテンツ認識

  • QoS - 帯域管理のためのQoS(クオリティオブサービス)ルール

  • デスクトップセキュリティ - Endpoint Security VPNリモートアクセスクライアントがスタンドアロンクライアントとしてインストールされているエンドポイントコンピュータ用のファイアウォールポリシーです。

  • 脅威対策 - 次で構成されています。

    • IPS - IPSサービスにより継続的に更新されるIPS保護機能

    • アンチボット - ボットに感染したマシンを検出し、ボットのコマンドとコントロール(C&C)通信をブロックすることでボットによる被害を防ぎます。

    • アンチウィルス - ヒューリスティック分析を含み、ウィルス、ワーム、その他のマルウェアをゲートウェイで阻止します。

    • Threat Emulation - サンドボックス内で疑わしいファイルを開くことで、ゼロデイ攻撃や高度なポリモーフィック攻撃を検知します。

    • Threat Extraction - 企業ネットワークに入る前に、Eメールの添付ファイルから潜在的に悪意のあるコンテンツを抽出します。

  • HTTPSインスペクション - 内部のブラウザクライアントとWebサーバ間のTLS(Transport Layer Security)プロトコルによって暗号化されたトラフィックを検査するためのルールで構成されています。

重要 -読み取り専用権限を持つ管理者がログインし、ポリシーパッケージで「デスクトップセキュリティ」ポリシーが有効になっている場合、レガシーのSmartDashboardにQoSおよびデスクトップポリシーが表示されないという問題がありました。

インストールプロセス:

  • ルールに対してヒューリスティックな検証を行い、ルールの一貫性と冗長性がないことを確認します。

    検証エラーが発生した場合、ポリシーはインストールされません。検証の警告がある場合 (複数のインタフェースを持つ Security Gateway でアンチスプーフィングが有効でない場合など)、ポリシーパッケージは警告とともにインストールされます。

  • 各Security Gatewayが少なくとも1つのルールを実施することを確認します。どのルールも適用されない場合、デフォルトのドロップルールが適用されます。

  • 選択したインストール対象に、ユーザデータベースとオブジェクトデータベースを配布します。

組織内のサイトの種類によって、異なるポリシーパッケージを作成することができます。