専用ドメインログサーバの導入

はじめに

Multi-Domain Security Management環境では、セキュリティゲートウェイは、Domain Management Serverと専用のDomain Log Serverにログを送信します。

Multi-Domain Serverはログを統合し、Multi-Domain Serverまたは専用のMulti-Domain Log Serverに格納します。

R81以降では、ドメインに対するMulti-Domain Serverでの専用Log Server(別のコンピュータにインストール)がサポートされます。

Domain Dedicated Log Serverを設定して、特定のドメインからのログのみを受信し、他のドメインからはこれらのログにアクセスできないよう設定できます。

こうすることで、専用のLog ServerをMulti-Domain Security Management環境とは別のネットワークに置き、特別な規制がある場合にその要件を満たすことができます。

Domain Dedicated Log Serverにレポートされたログは、このドメインの権限を持つSmartConsoleから確認することができます。

Domain Dedicated Log Serverは、紐付けられたドメインサーバとのみ、直接通信します。ログデータに、他のドメインはアクセスできません。

R81.10マルチドメイン環境のプロシージャ

  1. R81.10 Multi-Domain Serverをインストールします。

    R81.10 Installation and Upgrade Guide の"Multi-Domain Serverのインストール"の章を参照してください。

  2. 通常の専用R81.10 Log Serverをインストールします。

    R81.10 Installation and Upgrade Guide の"Dedicated Log ServerまたはSmartEvent Serverのインストール"の章を参照してください。

  3. SmartConsoleと特定のドメインを接続します。

    R81.10 Multi-Domain Security Management Administration Guide を参照してください。

  4. ステップ2でインストールした専用のR81.10 Log Serverに対する標準のLog Serverオブジェクトを追加します。

R81.10へアップグレード後の要件:

SmartEvent ServerまたはDomain Dedicated Log Serverを使用する環境では、元のバージョンからR81.10にアップグレードを行った後に必要なステップです。

SmartEvent ServerまたはDomain Dedicated Log Serverをアップグレードしたら、各Multi-Domain Security Management Serverで、エキスパートモードで次のスクリプトを実行します:

$MDS_FWDIR/scripts/cpm.sh -tm -op reset -d all -sd

R77.xマルチドメイン環境のプロシージャ