Gaia Portalでの初期設定ウィザードの実行

Gaia初期設定ウィザードを起動します。

ステップ

手順

1

Gaiaのパソコンと接続します。

Scalable Platformsでは、Security GroupのGaia Management Interfaceにコンピュータを接続します。

Gaiaのインストール時に設定したインタフェースに接続する必要があります（例: eth0）。

2

接続したコンピュータで、Gaiaのインストール時に設定したIPv4アドレスと同じサブネットに静的IPv4アドレスを設定する。

3

接続したコンピュータのウェブブラウザで、Gaiaのインストール時に設定したIPv4アドレスに接続します。

https://<IP address of Gaia Management Interface>

4

デフォルトのユーザ名とパスワード：admin とadmin を入力します。

5

［ログイン］をクリックします。

Check PointFirst Time Configuration Wizardが開きます。

6

初期設定ウィザードのウィンドウの指示に従います。

特定のチェック・ポイント製品のインストールについては、以下の該当する章を参照してください。

以下は、初期設定ウィザードのウィンドウとそのフィールドの説明です。

注- 製品やハードウェアによって、表示されるウィンドウやフィールドが異なります。

このウィンドウでは、Gaia Operating Systemの導入方法を選択します。

セクション

オプション

説明

セットアップ

R81.10の設定を続ける

このオプションは、インストールされているGaiaおよびCheck Point製品を設定するために使用します。

インストール

Check Point Cloudからインストール

USBデバイスからのインストール

これらのオプションを使用して、Gaiaバージョンをインストールします。

リカバリ

既存のスナップショットをインポートする

既存のGaiaスナップショットをインポートする場合は、このオプションを使用します。

Deployment Options ウィンドウでInstall from Check Point Cloudを選択した場合、初期設定ウィザードで Check Point Cloud への接続を設定するよう求められます。次のオプションが表示されます（セキュリティゲートウェイとして設定したCheck Pointアプライアンスにのみ適用）。

  • Install major version - このオプションは、Check Point Cloud で利用可能な主要バージョンを選択し、インストールします。Gaia CPUSEがインストールを実行します。

  • Pull appliance configuration - このオプションは、アプライアンスに異なる OS バージョンを含む初期導入設定を適用します。Zero Touch Cloud Serviceで初期導入設定を準備する必要があります。詳細については、sk116375を参照してください。

    スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

このウィンドウでは、メインのGaia Management Interfaceの選択と設定を行います。このIPアドレスに接続して、GaiaポータルやCLIセッションを開きます。

フィールド

説明

インタフェース

デフォルトでは、初期設定ウィザードは、Gaiaのインストール時に設定したインタフェースを選択します（例: eth0）。

注 - 初期設定ウィザードを完了し、再起動した後、別のインタフェースをメインのGaia管理インタフェースとして選択し、そのIP設定を行うことができます。

IPv4の設定

Gaia Management InterfaceがそのIPv4アドレスを取得する方法を選択します。

  • 手動 - 次のフィールドでIPv4の設定を行います。

  • オフ- なし。

IPv4アドレス

該当するIPv4アドレスを入力します。

サブネットマスク

該当するIPv4サブネットマスクを入力します。

デフォルトゲートウェイ

該当するデフォルトゲートウェイの IPv4 アドレスを入力します。

IPv6の設定

Gaia Management InterfaceがそのIPv6アドレスをどのように取得するかを選択します。

  • 手動 - 次のフィールドで IPv6 の設定を行います。

  • オフ- なし。

IPv6アドレス

該当するIPv6アドレスを入力します。

重要 - R81.10では、Gaia 管理インタフェースでの IPv6 アドレスをサポートしていません (既知の制限 PMTR-47313)。

マスクの長さ

該当するIPv6マスクの長さを入力します。

デフォルトゲートウェイ

該当するデフォルトゲートウェイの IPv6 アドレスを入力します。

オプションです。このウィンドウでは、Gaiaコンピュータをインターネットに接続するためのインタフェースを設定します。

 

 

インタフェース

このコンピュータの該当するインタフェースを選択します。

IPv4の設定

該当するインタフェースのIPv4アドレスの取得方法を選択します。

  • 手動 - 次のフィールドでIPv4の設定を行います。

  • オフ- なし。

IPv4アドレス

該当するIPv4アドレスを入力します。

サブネットマスク

該当するIPv4サブネットマスクを入力します。

IPv6の設定

オプション:該当するインタフェースのIPv6アドレスの取得方法を選択します。

  • 手動 - 次のフィールドで IPv6 の設定を行います。

  • オフ- なし。

IPv6アドレス

該当するIPv6アドレスを入力します。

重要:

  • R81.10では、Gaia 管理インタフェースでの IPv6 アドレスをサポートしていません (既知の制限 PMTR-47313)。。

  • Multi-Domain Server はIPv6をまったくサポートしていません(既知の制限PMTR-14989)。

サブネット

該当するIPv6サブネットマスクを入力します。

このウィンドウでは、Gaiaコンピュータのホスト名、DNSサーバ、プロキシサーバを設定します。

フィールド

説明

ホスト名

該当する識別ホスト名を入力します。

ドメイン名

オプション:該当するドメイン名を入力します。

プライマリDNSサーバ

プライマリ DNS サーバの該当する IPv4 アドレスを入力します。

セカンダリDNSサーバ

オプション:セカンダリ DNS サーバの該当する IPv4 アドレスを入力します。

3番目のDNSサーバ

オプション:3番目のDNSサーバの該当するIPv4アドレスを入力します。

プロキシサーバを使用する

オプション:このオプションを選択すると、該当するプロキシサーバが設定されます。

アドレス

Proxyサーバの該当するIPv4アドレスまたは解決可能なホスト名を入力します。

ポート

Proxyサーバのポート番号を入力します。

このウィンドウでは、Gaiaコンピュータの日付と時刻の設定を行います。

フィールド

説明

Set the time manually

日付と時刻の設定を手動で行う場合は、このオプションを選択します。

日付

正しい日付を選択してください。

時間

正しい時刻を選択します。

タイムゾーン

正しいタイムゾーンを選択します。

Use Network Time Protocol (NTP)

NTPで自動的に日付と時刻の設定を行う場合は、このオプションを選択します。

Primary NTP server

プライマリ NTP サーバの該当する IPv4 アドレスまたは解決可能なホスト名を入力します。

バージョン

プライマリ NTP サーバの NTP のバージョンを選択します。

セカンダリNTPサーバ

オプション:セカンダリNTPサーバの該当するIPv4アドレスまたは解決可能なホスト名を入力します。

バージョン

セカンダリ NTP サーバの NTP のバージョンを選択します。

タイムゾーン

正しいタイムゾーンを選択します。

このウィンドウでは、GaiaコンピュータにインストールするCheck Point製品の種類を選択します。

フィールド

説明

Security Gatewayおよび/または Security Management

インストールする場合は、このオプションを選択します。

  • 単一のセキュリティゲートウェイ。

    重要 - Scalable Platforms（Maestro および Chassis）は、このオプションのみをサポートします。

  • クラスタメンバ。

  • Management High Availability を含む Security Management Server。

  • Endpoint Security Management Server。

  • Endpoint Policy Server。

  • CloudGuard Controller。

  • 専用の単一ログサーバ。

  • 専用の単一SmartEvent Serverです。

  • スタンドアロン。

Multi-Domain Server

インストールする場合は、このオプションを選択します。

  • Management High Availabilityを含むMulti-Domain Server。

  • 専用の単一マルチドメインログサーバです。

重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

このウィンドウでは、引き続き、GaiaコンピュータにインストールするCheck Point製品の種類を選択します。

  • Installation Typeウィンドウで、Security Gateway / Security Managementを選択した場合、これらのオプションが表示されます。

    フィールド

    説明

    セキュリティゲートウェイ

    インストールする場合は、このオプションを選択します。

    • 単一のセキュリティゲートウェイ。

      重要 - Scalable Platforms（Maestro および Chassis）は、このオプションのみをサポートします。

    • クラスタメンバ。

    • スタンドアロン。

    Security Management

    インストールする場合は、このオプションを選択します。

    • Management High Availability を含む Security Management Server。

    • Endpoint Security Management Server。

    • Endpoint Policy Server。

    • CloudGuard Controller。

    • 専用の単一ログサーバ。

    • 専用の単一SmartEvent Serverです。

    • スタンドアロン。

    重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

    Unit is a part of a cluster

    このオプションは、Security Gatewayを選択した場合のみ設定できます。

    専用のSecurity Gatewayのクラスタ、またはFull High Availability Clusterをインストールする場合は、このオプションを選択します。

    クラスタの種類を選択します。

    • ClusterXL - 専用 Security Gatewayのクラスタ、または Full High Availability Cluster の場合。

    • VRRP Cluster - Gaia上のVRRP Clusterの場合。

    重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

    Security Managementを定義

    インストールするプライマリを選択します。

    • Security Management Server。

    • Endpoint Security Management Server。

    • Endpoint Policy Server。

    • CloudGuard Controller。

    インストールするセカンダリを選択します。

    • Management High AvailabilityにおけるSecondary Management Server。

    インストールするLog Server / SmartEvent onlyを選択します。

    • 専用の単一ログサーバ。

    • 専用の単一SmartEvent Serverです。

    重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

    注 - このウィンドウでは、このScalable Chassis 60000 / 40000 を VSX ゲートウェイとしてインストールすることを選択できます。

  • Installation TypeウィンドウでMulti-Domain Serverを選択した場合、以下のオプションが表示されます。

    フィールド

    説明

    Primary Multi-Domain Server

    Management High Availabilityにプライマリマルチドメインサーバをインストールする場合は、このオプションを選択します。

    Secondary Multi-Domain Server

    Management High Availabilityにセカンダリマルチドメインサーバをインストールする場合は、このオプションを選択します。

    Multi-Domain Log Server

    専用の単一マルチドメインログサーバをインストールする場合は、このオプションを選択します。

注 - デフォルトでは、Automatically download Blade Contracts, new software, and other important dataオプションが有効になっています。sk111080を参照してください。

このウィンドウでは、このセキュリティゲートウェイがそのIPアドレスを動的に取得するかどうかを選択します（DAIPゲートウェイ）。

フィールド

説明

はい

このセキュリティゲートウェイが動的にIPアドレスを取得する場合（DAIPゲートウェイ）、このオプションを選択します。

重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。 (既知の制限MBS-3246)。

いいえ

このセキュリティゲートウェイを固定IPアドレスで設定する場合は、このオプションを選択します。

このウィンドウでは、1回限りのアクティベーションキーを設定します。

このキーは、後でSmartConsoleで対応するオブジェクトを作成し、SICを初期化するときに入力する必要があります。

フィールド

説明

Activation Key

ワンタイムアクティベーションキーを入力してください（4文字以上127文字以下）。

Confirm Activation Key

確認のため再度ワンタイムアクティベーションキーを入力します。

このウィンドウでは、このSecurity Management Serverの主管理者を設定します。

 

 

Gaiaの管理者：adminを使用する

デフォルトのGaia管理者(admin)を使用する場合は、このオプションを選択します。

新しい管理者を定義する

管理者のユーザ名とパスワードを手動で設定する場合は、このオプションを選択します。

このウィンドウでは、SmartConsoleでこのセキュリティ管理サーバへの接続を許可するコンピュータを設定することができます。

フィールド

説明

Any IP Address

すべてのコンピュータの接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

This machine

特定のコンピュータのみ接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

初期設定ウィザードでは、デフォルトでお使いのコンピュータのIPv4アドレスが使用されます。

他のIPアドレスに変更することができます。

Network

IPv4サブネットのコンピュータ全体の接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

該当するサブネットのIPv4アドレスとサブネットマスクを入力します。

Range of IPv4 addresses

特定の範囲のIPv4アドレスの接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

該当する開始と終了のIPv4アドレスを入力します。

このウィンドウでは、このマルチドメインサーバの主要なリーディングVIPインタフェースを選択します。

フィールド

説明

Select leading interface

該当するインタフェースを選択します。

このウィンドウでは、SmartConsoleでこのマルチドメインサーバへの接続を許可するコンピュータを設定します。

フィールド

説明

Any host

すべてのコンピュータの接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

IPアドレス

特定のコンピュータのみ接続を許可する場合は、このオプションを選択します。

初期設定ウィザードでは、デフォルトでお使いのコンピュータのIPv4アドレスが使用されます。

他のIPアドレスに変更することができます。

このウィンドウでは、選択したインストールオプションが表示されます。

Improve product experienceセクション:

  • デフォルトでは、Send data to Check Pointオプションが有効になっています。このオプションについては、 sk111080を参照してください。

  • デフォルトでは、Send crash data to Check Point that might contain personal dataオプションは無効になっています。

    このオプションを有効にすると、Gaia OSは検出されたコアダンプファイルをCheck Point Cloudにアップロードします。

    チェック・ポイントの研究開発部門は、クラッシュを分析し、それに対する修正プログラムを発行することができます。クラッシュデータ参照してください。

注：

  • 初期設定ウィザードが終了すると、Gaiaコンピュータが再起動し、バックグラウンドで数分間、初期化処理が実行されます。

  • GaiaコンピュータをSecurity Management ServerまたはMulti-Domain Serverとしてインストールした場合、この初期化時間中はSmartConsoleで読み取り専用アクセスのみ可能です。

  • 設定が終了したことを確認するには

    1. Gaiaコンピュータのコマンドラインに接続します。

    2. エキスパートモードにログインします。

    3. /var/log/ftw_install.logファイルの最下段に、これらの文章のいずれかが含まれていることを確認してください。

      • installation succeeded

      • FTW: Complete

      次を実行します:

      cat /var/log/ftw_install.log | egrep --color "installation succeeded|FTW: Complete"

      出力例:

      • Security GatewayまたはCluster Member:

        [Expert@GW:0]# cat /var/log/ftw_install.log | egrep --color "installation succeeded|FTW: Complete"
Dec 06, 19 19:19:51 FTW: Complete
[Expert@GW:0]#

      • Security Management Serverまたはスタンドアロン:

        [Expert@SA:0]# cat /var/log/ftw_install.log | egrep --color "installation succeeded|FTW: Complete"
Dec 06, 2019 03:48:38 PM installation succeeded.
06/12/19 15:48:39 FTW: Complete
[Expert@SA:0]#

      • マルチドメインサーバ:

        [Expert@MDS:0]# cat /var/log/ftw_install.log | egrep --color "installation succeeded|FTW: Complete"
Dec 06, 2019 07:43:15 PM installation succeeded.
[Expert@MDS:0]#

      • Scalable Platform Security Group::

        [Expert@HostName-ch0x-0x:0]# g_cat /var/log/ftw_install.log | egrep --color "installation succeeded|FTW: Complete"
Dec 06, 19 19:19:51 FTW: Complete
[Expert@HostName-ch0x-0x:0]#