PPPoE インタフェース

重要 - スケーラブルなプラットフォーム(MaestroとChassis)はこの機能をサポートしていません。

このセクションでは、Gaia PortalとGaia Clish で6in4 トンネルインタフェースを設定する方法を示します。

イーサネット経由のポイントツーポイントプロトコル(PPPoE)は、イーサネットフレーム内にPPPフレームをカプセル化するためのネットワークプロトコルです。

このプロトコルは主に、個人ユーザがイーサネット経由でDSLモデムに接続するDSLサービスや、シンプルなメトロイーサネットネットワークで使用されます。

注 - GaiaにおけるPPPoEインタフェースの名前は "pppoe<Tunnel ID>"です。たとえば、トンネルID が5 のPPPoE インタフェースの名前は"pppoe5"です。

Gaia PortalでのPPPoEインタフェースの設定

ステップ

手順

1

ナビゲーションツリーで、Network Management > Network Interfaces をクリックします。

2

PPPoE インタフェースを追加する物理インタフェースに IP アドレスがないことを確認してください。

3

Add > PPPoE をクリックします。

4

Add PPPoE ウィンドウで、Enable オプションを選択してPPPoEインタフェースをUPに設定します。

5

PPPoE タブ:

  • PPPoE ID フィールドに、0～999のID を入力または選択します。

    注 - この ID は、すべての PPPoE インタフェースに対して一意である必要があります。

  • Interfaceフィールドで、該当する物理インタフェースを選択します。

    Gaia はこのインタフェースを使って PPPoE フレームを転送します。

  • User Name フィールドに、インターネットサービスプロバイダ(ISP)のPPPoEサーバに接続するために必要なユーザ名を入力します。ISPから入手してください。

  • Password フィールドに、インターネットサービスプロバイダ(ISP)のPPPoEサーバに接続するために必要なパスワードを入力します。ISPから入手してください。

  • オプション:ISPでGaiaのIPv4 DNSサーバを定義できるようにするにはUse Peer DNSを選択 します。ISP は、1 つの IPv4 DNS サーバ(プライマリ)または 2 つ(プライマリとセカンダリ)のいずれかを提供します。

    重要 - このオプションを選択すると、PPPoE ピア DNS サーバがNetwork Management > Hosts and DNSで設定されている IPv4 DNS サーバを上書きします。

  • オプション:ISPサーバをGaiaのデフォルトゲートウェイにする場合Use Peer as Default Gatewayを選択 します。

    重要 - このオプションを選択すると、Gaia はNetwork Management > IPv4 Static Routesで設定されているデフォルトゲートウェイを使用しなくなります。

9

OKをクリックします。。

ステップ

手順

1

ナビゲーションツリーで、Network Management > Network Interfaces をクリックします。

2

PPPoE インタフェースを選択し、Editをクリックします。

3

必要な設定を行います。

4

OKをクリックします。。

注 - 既存の PPPoE インタフェースの PPPoE ID を変更することはできません。この ID を変更するには、PPPoE インタフェースを削除してから、新しい PPPoE インタフェースを作成します。

ステップ

手順

1

ナビゲーションツリーで、Network Management > Network Interfaces をクリックします。

2

PPPoE インタフェースを選択し、Deleteをクリックします。

3

確認メッセージが表示されたら、OKをクリックします。。

Gaia Clish でのPPPoEインタフェースの設定

重要 - VLAN インタフェースを追加する物理インタフェースにIPv4 アドレスがないことを確認します。

構文

add pppoe client id <PPPoE ID> interface <Name of Physical Interface> user-name <PPPoE Username> {password <PPPoE Password> | password_hash <PPPoE Password Hash>} [use-peer-dns {on | off}] [use-peer-as-default-gateway {on | off}]

set pppoe client id <PPPoE ID>
      fake-peer-address <IPv4 Address>
      interface <Name of Physical Interface>
      password <PPPoE Password>
      use-fake-peer-address {on | off}
      use-peer-as-default-gateway {on | off}
      use-peer-dns {on | off}
      user-name <PPPoE Username>

注 - 既存の PPPoE インタフェースの PPPoE ID を変更することはできません。このパラメータを変更するには、PPPoE インタフェースを削除してから、新しい PPPoE インタフェースを作成します。

show configuration pppoe

show pppoe client id<SPACE><TAB>

show pppoe client id <PPPoE ID>

delete pppoe client id <PPPoE ID>

重要 - 機能を追加、構成、または削除した後、"save config" コマンドを使用して、設定を永続的に保存します。

パラメータ

パラメータ

説明

id <PPPoE ID>

0 から 999 までの ID を指定します。

注 - この ID は、すべての PPPoE インタフェースに対して一意である必要があります。

interface <Name of Physical Interface>

ローカル物理インタフェースを指定します。

Gaia はこのインタフェースを使って PPPoE フレームを転送します。

user-name <PPPoE Username>

インターネットサービスプロバイダ(ISP)のPPPoEサーバに接続するために必要なユーザ名を指定します。ISPから入手してください。

password <PPPoE Password>

インターネットサービスプロバイダ (ISP) の PPPoE サーバに接続するために必要なパスワードを指定します。ISPから入手してください。

password_hash <PPPoE Password Hash>

インターネットサービスプロバイダ (ISP) の PPPoE サーバに接続するために必要なパスワードのハッシュを指定します。ISPから入手してください。

use-peer-dns {on | off}

オプション:ISPがGaiaのIPv4 DNSサーバを定義することを許可するかどうかを指定します。ISP は、1 つの IPv4 DNS サーバ(プライマリ)または 2 つ(プライマリとセカンダリ)のいずれかを提供します。

  • on - 許可

  • off - 許可しない

重要 - このオプションを有効にすると、PPPoE ピア DNS サーバが "set dns"コマンドで設定された IPv4 DNS サーバを上書きします。

use-peer-as-default-gateway {on | off}

オプション:ISPサーバをGaiaのデフォルトゲートウェイにするかどうかを指定します。

  • on - 許可

  • off - 許可しない

重要 - このオプションを有効にすると、Gaiaは "set static-route default"コマンドで設定されたデフォルトゲートウェイを使用しなくなります。

fake-peer-address <IPv4 Address>

オプションです。偽のユニキャスト ピア IPv4 アドレスを設定します (デフォルト値は 0.0.0.0 です)。

use-fake-peer-address {on | off}

オプションです。設定した偽のピア IPv4 アドレスを使用するかどうかを設定します。

  • on - 有効

  • off - 無効

gaia> add pppoe client id 1 interface eth0 user-name JohnDoe password 123456 use-peer-dns on