暗号化ストレージデバイスへのアクセス

ポリシーで許可されているように、Media Encryption & Port Protectionで保護されたコンピュータから、暗号化されたストレージデバイス上のビジネスデータにアクセスできます。アクセス権限は、フル（読み取り/書き込み）と読み取り専用があります。

ポリシーで許可されていれば、Media Encryption & Port Protectionで保護されていないコンピュータからもビジネスデータにアクセスできます。この場合、パスワードを入力してアクセスする必要があります。これを行うために、Media Encryptionによって以下のファイルが物理的なストレージデバイスにコピーされます。

• autorun.inf - 自動実行がデバイスで有効になっている場合、自動的に復号化プログラムを実行します。

• Access to Business Data.exe - エンドポイントクライアントの業務データにアクセスするための復号プログラムです。

注 - Media Encryption & Port Protectionがインストールされていないコンピュータから情報にアクセスできるようにするには、暗号化のプロセス中にパスワードを設定する必要があります。

Media Encryption & Port Protectionがインストールされていないコンピュータから暗号化デバイス上のデータにアクセスするには

1. 暗号化デバイスをコンピュータに挿入します。

2. 必要な場合は、Windowsエクスプローラのウィンドウでドライブを開いて、［Access to Business Data.exe］をダブルクリックします。

3. 適切なパスワードを入力します。

   Windowsエクスプローラウィンドウが開き、暗号化デバイスのコンテンツが表示されます。持っている権限に応じて、これらのファイルの作業が可能です。

   • フルアクセス権限を持っている場合は、業務データをドラッグアンドドロップまたはコピー&貼り付けして、暗号化デバイスから自由に移動できます。

   • 読み取り専用アクセス権限を持っている場合は、ファイルの内容を読み取ることはできますが、ファイルのデータの変更、コピー、削除はできません。

   注 - パスワードを忘れた、もしくはスマートカードを持っていない場合は、リモートヘルプを使用できます。